IT業界やコンサル業界で仕事をしていると、辛いプロジェクトに巻き込まれることもよくあります。
- 炎上プロジェクトで毎日深夜まで残業、休日もない
- 上長がパワハラ体質、細かいところまで管理くる
- 仕事の難易度が高すぎてついていけない
- 仕事がつまらない、自分の希望と違う、成長につながらない
などなど、人によって辛さを感じるポイントはそれぞれかと思います。
そして、もうこれ以上耐えられない、肉体的にも精神的にも限界近く追い詰められたときには、どのような行動をとるのが良いでしょうか。もし限界を超えてしまって、心を病んでしまうと、一生取り返しがつかなくなることもあります。
本記事では、この様な状況を何度も脱してきた筆者が、辛いプロジェクトを脱する方法について記載します。
会社に自分の希望を伝えることは悪いことではない
まず、大前提として自分の希望を伝えることは悪いことではありません。自分の体調を壊すくらいなら、嫌なことは嫌だというべきです。
限界まで追いつめられる人の特徴として、仕事に対する過大な責任感や、他の人も同じだからという周りへの配慮から、「自分の希望を伝える=わがままな行動」と捉えて、悪いことだと考えがちです。
ですが、仕事に対する責任感について言えば、あなたの代わりになる人はいくらでもいます。それはそれで辛い事実ですが。プロジェクトというのは、どんなに優秀な人が抜けても、代わりの人を賄えるものです。
また、周りへの配慮については、周りの人がどう行動するかは、自分の人生とはなんら関係ありません。自分は希望を伝えたけど、周りの人は気持ちを抑えて仕事しているという状況は、周りの人が勝手にその様な判断をしただけであって、自分とは関係ないです。文句があるなら同じように希望を伝えればいいじゃないか、という話です。
そもそも論として、この様な追いつめられるような状況を作ったのは、会社やプロジェクトマネージャであって、その人たちが悪いのです。現場のプレイヤーが悪いということは通常はありません。
確かに会社からお給料を頂いているのだから、会社の指示に従うべきだという考え方もあるかもしれませんが、逆の側面から見ると、従業員が働いてくれるから会社が回っているという見方もあります。どちらが上とか下ではなく、あくまで対等な関係であるべきだと考えています。
メールを出して数日休んだ後に話し合いを行う
これ以上プロジェクトを続けられないと思ったら、いきなり対面で話すよりは、メールを出して、数日休んだ後に対話の場を設けるのが効果的です。
いきなり対面で話すとお互いに感情的になってしまう可能性が高く、話が変にこじれてしまう可能性があります。
一方しばらく休みを挟むと、休む側はしばらくプロジェクトを離れてリフレッシュできますし、プロジェクトや会社側も今後の対応について冷静に検討できます。
メールの内容としては、
「もう耐えられないので、数日間休みます」
だけでいいです。休んでいても生きているということが最低限、伝わればよいです。
その結果、会社側の対応としては、これ以上プロジェクトへの継続参画を求めることはないと思います。
休み明けに上長や人事を含めた今後についての話し合いの場が設けられると思いますので、冷静に自分の希望をしっかりと伝えましょう。
連絡をせずに無断欠勤は絶対にやめてください
一方、会社に何も連絡をせずに無断欠勤をされる方がたまにいらっしゃいますが、これは絶対に辞めてください。
無断欠勤が数日続くと会社側では大騒動になります。
生存確認が最優先事項になり、みんな相当心配しますし、場合によっては家族にも連絡することになります。
はっきりいって、プロジェクトを抜けられるより迷惑です。プロジェクトに迷惑をかけないために無理して頑張ってきたのに、最後の最後に大迷惑をかけては本末転倒です。それこそ自己中な人間です。
休む時のメールはたった一行でいいのです。生きていることは、会社側に必ず伝えるようにしましょう。
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