筆者は現在4案件同時に掛け持ちして仕事をしていますが、本記事ではその中で思ったことを記載します。やはり1案件100%稼働よりも、複数案件掛け持ちの方が、色々な意味でメリットがあるな感じております。
11月から4案件掛け持ちで仕事をしている
筆者は11月から4案件を掛け持ちして仕事をしています。内訳は以下になります。
- ERPの法制度対応の要件定義(4時間/日)
- 小売業DXのシステム開発支援(2時間/日)
- 販売システム導入支援:(2時間/日)
- 予算管理パッケージ業務支援:(1時間/日)
時間はあくまで目安で、毎日この時間に決まって拘束されることはなく、日々の成果ベースで報酬を頂いています。ですので、成果さえ出せればもっと短時間でもよく、また逆のケースもあり得ます。
報酬は全部合わせて、月160万円くらいなので、大手のコンサルティング会社の支援案件に100%参画するのとほぼ同等です。
参画して初月はかなり大変
当たり前の話かもしれませんが、どの案件も参画して最初は大変です。キャッチアップに時間がかかることは当然の事、顧客と信頼関係を構築するために、大きめの成果を出さないといけないからです。そのため、稼働月の初月は土日を含めて割とハードに働きます。
たとえば、「ERPの法制度対応の要件定義」は11月から開始したのですが、目安が1日4時間(月80時間)の契約にも関わらず、11月は120時間くらい働きました。特にキャッチアップに時間がかかりました。
ですが、一旦それを乗り越えると、4案件掛け持ちしても、思ったより余裕があります。
現在は稼働が安定していてむしろ余裕がある
今の平日の1日のスケジュールはだいたい以下になります。
- 5時~7時:仕事
- 7時~8時:朝食など
- 8時~12時:仕事
- 12時~13時:ランニング、筋トレ、昼食
- 13時~15時:自由時間(ゲーム、映画、ドラマ鑑賞)
- 15時~16時:仕事
- 16時~18時:カフェでまったり(たまに仕事)
- 18時~:夕食、風呂、テレビ、ゲーム、睡眠(たまに飲み会)
翌週の仕事の時間が足りなさそうだなと感じた場合は、土日の午前中に仕事をして、平日の稼働を下げるよう意識的に調整しています。
改めてこうして文面にしてみると、午後はほとんど仕事をしていません。平日日中に映画を見に行ったりしているので、時間的にはかなり余裕がある生活といえます。
今、このような状態で仕事が出来ている要因を改めて考えてみると、以下のような感じです。
なぜ4案件掛け持ちしても余裕があるのか?
時間ではなく、成果重視のタスク
一番大事なのは、時間契約をしないことです。もし時間で契約してしまうと、タスクの有無に関わらずその時間は拘束されてしまうので、時間の自由が効かなくなります。(何より筆者はタスクがないのに時間だけ拘束されるというのが一番堪えられません)
逆に言えば成果さえ出してしまえば、何時間仕事をするかは自分でコントロールできるという事です。
ただし請負契約はあまりお薦めしません。あくまで業務委託契約のなかでの話です。
進め方含めた計画をこちらで握る
計画をこちらで主体的に握ることも大事です。計画を顧客側に握られると、都度進捗を確認されたり、報告の必要があったりと色々と時間を取られます。
筆者の場合はマネジメント経験が割と豊富なので、顧客側の計画策定を支援しながら、徐々にこちらで主体的に進められるようコントロールしています。
成果を出す
当たり前ですが成果を出す必要があります。成果というのは、顧客の期待値通りの成果ではなく、期待値を超える成果を目に見える形で出すことが重要になります。これができると顧客の信頼を得ることが出来るので、仕事の時間ややり方は自由になります。
対象業務・システムに一番詳しくなる
顧客に何かのスペシャリストとして一目置かれると仕事がしやすくなります。とりあえずあの人に意見を聞きたい、具体的なタスクはないけどなんとなくいてほしい、という状態になると、短時間かつ高単価の契約もしやすくなります。
案件はたくさんあるのに受けられないのが課題
今IT業界は人手不足なのか案件はかなりあります。現状の顧客やエージェントから案件依頼をいただくことが多いのですが、さすがにこれ以上は受けられません。
ですがそのまま断るのもなんだがもったいない気がします。なんとかうまくできないか色々と試行錯誤するのが現在の課題です。