筆者はITフリーランス4年目の40代前半ですが、ついに月収200万円を超えました。当記事では、高報酬を得るための方法を筆者の経験をベースに記載いたします。
月収200万円を超えるため3つの必要なこと
結論から書くと必要なことは以下の3つです。
- 複数案件掛け持ち
- 時間に囚われない成果ベースの働き方
- 計画から実行まで一人で完結できる仕事
以下、詳細に見ていきます。
複数案件掛け持ち
月収200万円を超えるためには一つの案件だけではなかなか難しいです。そこで複数案件掛け持ち(最低でも2案件)し、そのうえで、全案件の合計稼働率を100%を超える稼働率で受注します。
筆者の場合ですと、現在は2つの案件を掛け持ちしており、各々、稼働率が80%と50%で、合計130%の稼働率となっており、その結果、月収200万円を超えています。
数字だけ見ると100%超の稼働率でうまく回るのか、めちゃくちゃ忙しいのでは、と思うのですが、そこをうまく回すために、次の時間に囚われない成果ベースの働き方が重要になります。
ちなみに筆者の場合ですと、実働時間は両方の案件合わせても週40時間を超えることはまずないです。
時間に囚われない成果ベースの働き方
たとえば、稼働率80%の案件を受注すると、普通に考えると週4日はクライアントに時間を拘束されると考えがちです。
ですが、これは労働時間をベースに契約した場合の話です。時間ベースではなく成果ベースの契約とすれば、クライアントからの時間拘束は解決できます。
要は、求められた成果(稼働率80%であれば80%分の成果)をだすから、時間を拘束しないでください、と最初から取り決めておけばよいのです。
ここで重要なのは80%分の成果というのを、契約時にクライアントと書面で合意することです。そして、その書面をこちらから提示することにより、より動きやすい状況を作ることが可能です。
たとえば以下のような感じです。
- プロジェクト全体の業務領域が、A領域/B領域/C領域/D領域/E領域とあるとします。
- そのうち自分の担当が、D領域/E領域とした場合、そのボリュームが稼働率100%の同単価の他の人と比較して80%相当だとします。
- その場合、D領域/E領域の成果物に対して責任を持つ代わりに、時間は拘束しないでくれ、とクライアントと合意します。
ですが仕事内容によっては、どうしても時間拘束が必要になる仕事があります。たとえば以下のような案件です。
- 大規模システム開発のメンバ
- システム運用保守
- 計画を握っているPMが管理大好き
それを回避するためには、次の計画から実行まで一人で完結できる仕事が重要になります。
計画から実行まで一人で完結できる仕事
計画から実行まで一人で完結できる仕事であれば、成果さえだせば、働く時間や場所は自由です。
筆者の経験ではこのような仕事は以下の3つです。
- 構想策定や業務要件定義
- ユーザ企業側のベンダマネジメント
- クライアント企業の若手リーダー支援
では一つずつ詳細を見ていきます。
構想策定や業務要件定義
構想策定や要件定義など上流工程の仕事の大まかな流れとしては以下となります。
- ユーザへ課題ヒアリング
- 課題の取纏め/施策検討
- パワポなど資料作成
- ユーザへの説明/合意形成
当然、ユーザへのヒアリングなどの会議体は多々発生しますが、事前に会議日程を調整することは可能で、それ以外の資料作成は自分の裁量で可能です。
そのため、ユーザの満足をいただける成果さえ出せていれば、ほぼ時間と場所に縛られない働き方が可能です。
また資料作成にかける時間も自分でコントロール可能です。極端な話、資料作成に1時間かけても10時間かけても成果が同じなら同じです。
ユーザ企業側のベンダマネジメント
ユーザ企業側のベンダマネジメントで筆者がよくやるのは以下のタスクです。
- 全体プロジェクト計画の策定
- 全体テスト計画/移行計画策定
- ベンダマネジメント(進捗管理、課題管理、成果物レビューなど)
- ユーザ企業の業務部門とのコミュニケーション(業務要件整理など)
- 受入テスト計画/シナリオ作成/環境準備/実施進捗管理/不具合管理
これらのタスクは構想や業務要件定義と同じく、会議体の時間さえ調整できれば、他の作業は個人の裁量で可能です。
ベンダ/情シス/業務部門から、都度、問い合わせも入りますが、それらも基本はチャットやメールやタスク管理システム(BackLogなど)で対応していますので、勤務時間内にパソコンの前で待機して、リアルタイムで返信する必要はありません。
他案件と並行しているので、他案件の隙間時間で返信したりして対応しています。
クライアント企業の若手リーダー支援
これも筆者はよくやるのですが、クライアントのコンサル企業などが若手をリーダーに抜擢した時に、筆者を支援としてつけるというものです。
このような案件はあくまで支援なので、こちらの時間の都合で働く時間を調整いただくことが可能になります。
たとえば毎日決まった時間帯に、今後の進め方や資料について話し合うなどです。