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仕事におけるストレスを回避する方法に関する考察。主体性を持つこととスキルが重要。

本記事では筆者が個人的に考えている、仕事におけるストレスを回避する方法を記載します。

筆者はストレスは風邪と同じと捉えており、罹ってからどうするかよりも、予防が重要と考えております。ストレスのそもそもの原因を回避するには、主体性を持って選択と行動することと、そのための土台となるスキルが大事ということが本記事の要旨です。

ストレスを風邪と同じように捉えてみる

筆者はストレスは風邪と同じと捉えています。ここでは風邪になぞらえながら以下の3段階で考察してみます。

風邪に罹って症状が発症、および、ストレスによる症状が既に発症

これは既に風邪に罹って症状が発生した状態(熱がある、頭が痛いなど)です。

風邪に罹ったら、直接的に治療できる薬はありません。一時的に症状を軽くしてくれる薬はありますが、最終的には時間の経過による自然治癒を待つしかありません。

これをストレスに置き換えて考えると、ストレスが溜まってイライラしている、仕事に行きたくない、ストレスを起因とした体調不良など、既に症状が発症している状態です

そして、そのための解消法として、一時的にストレスを忘れさせてくれる方法が世の中にたくさん出回っています(趣味、アルコール、運動、瞑想、カウンセリング、薬物治療など)が、直接的にストレスを消す方法はありません。

最終的には時間の経過を待って、ストレスに関する記憶が薄れることを待つしかありません。

風邪の菌、および、ストレスに対する耐性

これは複数人で風邪の菌がある場所にいるとして、人によって風邪の症状を発症する人としない人がいるという状態です。

それぞれの違いは生まれながらの体の作りに起因する部分も大きいですが、日々の健康的な生活を送ることにより、風邪に罹りづらい体を作ることも可能です。

ストレスも同じで、同じ事象に対してストレスを感じる人と感じない人がいます。

それは生まれながらの性格や幼少期の体験に起因する部分も大きいですが、日々のトレーニングによりストレスを感じにくい脳を作ることも可能とされています。

たとえば以下のような感じです。

  • 将来のことや不安なこと考えない
  • 他人の言動や事象に反応せずに事実だけを見る
  • 瞑想で脳を鍛える
  • 徐々にストレスの負荷をかけて慣れていく

筆者個人の見解としては、ストレスへの反応は生まれながらの性格と幼少期の体験でほぼ決まると思っているので、これらのトレーニングにやや懐疑的なところもありますが、人によっては効果があり、大人になってから徐々にストレス耐性を身に着けていく人もいるという話も聞きます。

風邪の菌がある場所に行かない、および、ストレスの原因となる行動をしない

これは風邪の菌がある場所に行かなければ、風邪に罹らないという状態です。当たり前の話ですが、インフルエンザの学級閉鎖や新型コロナの外出禁止と同じ考えです。

これをストレスで考えると、そもそもストレスの原因となる行動をしない状態となります。ストレスの原因がないのでストレスが発生しないという理屈です。

筆者はストレスの原因となる行動をしない状態を目指している

筆者は40代前半ですので、これだけ生きていると自分がどのようなことに対してストレスを感じるか把握しているつもりです。

そのためストレスを避けるべく、以下のことを意識して仕事を選択しています

  • 一人で完結できる仕事をする
  • 無駄な会議はしない
  • 誰でもできる単純作業はしない
  • 高圧的だったり命令口調な態度の人は避ける
  • 時間や場所を拘束される仕事を避ける

とはいえ生活できるだけのお金は稼がないといけません。お金がないぎりぎりの生活はさらなるストレスの原因となります。

お金を稼ぎつつ、ストレスの原因とならない仕事を選択するためには、圧倒的なスキルが必要となります。

ストレスの原因となる仕事をしない状態を実現する方法

ここからは「ストレスの原因となる仕事をしない状態を実現する方法」を考察します。

圧倒的なスキルを身に着けると選択肢の幅が広がる

ストレスの原因となる仕事をしない状態を実現するためには、自分が仕事を自由に選択できる状態になる必要があります。そのためには、圧倒的な個人のスキルを身に着ける必要があります。

圧倒的な個人のスキルがあれば、仕事の選択肢の幅は確実に広がります。

選択肢の幅が広がるという事は、自分の嫌な仕事や職場や人間を断ることができるので、それだけ「ストレスの原因となる仕事をしない状態」に近づけるという事です。

業界により異なるかもしれませんが、筆者はIT業界なので特にスキルさえあれば仕事の選択肢を広げられる傾向が強いです。

スキルを身に着けるためには主体的に行動することが重要

圧倒的なスキルを身に着けるコツは、主体的に行動することです。

自分で将来の目標を設定して、その目標を達成することを意識しながら仕事に取り組むことです。

日々の仕事の中で今の仕事では目標を達成できないと感じたら、会社内でプロジェクトを変更してもらう、もしくは転職するなど、自分の目標が達成できる仕事を主体的に選択していきます。

主体的に行動することの利点は、目標達成に繋がることは当然として、ストレスを感じにくくなることにもあります。

人間は自分で状況をコントロールできないことに非常にストレスを感じます。

その点、主体的に行動していると自分で状況をコントロールできているので、ストレスを感じにくくなります。

また自分の目標に邁進している状況では、周囲の雑音も気にならなくなり、周囲からストレスを感じることも減ってきます。