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内向的な性格でもITコンサルタントとして活躍できるこれだけの理由

皆さんはコンサルタントというとどのようなイメージをお持ちでしょうか。明るくて、社交的で、話が上手で、自信満々、みたいなイメージを持っているのではないでしょうか。もちろんそういったイメージ通りの人が多いのも事実です。

一方、そうでない内向的な持ち主の人も一定数ですが存在します。自分で言うのもなんですが、筆者は、子供の時から人見知りが激しく、あがり症で、人目が過剰に気になり、目立つことが大嫌いな内向的な性格の典型です。

20代前半のころは、プログラマとして仕事をしていましたが、その理由もできるだけ人と会話をしたくないという理由でした。

ですがそんな筆者でも、現在、ITコンサルタントとして何とか活動できております。

本記事では、内向的な性格だけどITコンサルタントとして活動したい、もしくは興味がある、という方に向けて、内向的な性格でも活躍できる理由について記載します。

筆者はどれくらい内向的なのか?

自分で言うのはなんですが、筆者はかなり内向的な性格の持ち主です。

人見知りで、あがり症で、喋るのが苦手で、過剰に人目を気にして、目立つのが大嫌いです。子供のころは慣れない他人がそばにいるだけで、他人の視線が気になりフリーズしてしまうような子供でした。

成長してもその傾向は改善されず、20代のころにプログラマとして仕事をしていたのは、できるだけ人と会話をしたくないというのが理由でした。その頃は、会社の電話番をしないといけないというだけで、不安で仕事が手につかなくなりました。また、飲み会や会社のイベントなど業務外の活動は本当に嫌で、できるだけ参加しないようにしていました。

その性格の本質は、今でも変わっていません。

ITコンサルタントとして活動している現在でも、会議前になると不安で頭がいっぱいになります。プレゼン前になると汗でびしょびしょです。いざ話し出すと頭が真っ白になったり、噛みまくって上手く話せないことも多いです。

それでもITコンサルタントとして人並みの仕事ができており、クライアントからは一定の評価を頂いております。

内向的な性格でもITコンサルタントとして活動できる理由

なぜ内向的な性格でもITコンサルタントとして活動できるのか、それはITコンサルタントとして本質的な能力は、表面的・外面的なところとは別にあり、一番大事なのは内面的な考える力だからです。

そして内向的な性格な人は、内面的な考える力を備えていることが多いのです。

外向的でいかにも頭がよさそうな爽やかな身なりをしていて、喋りも流暢であれば、最初にクライアントの信頼をつかむのは容易かもしれません。ですが内面が伴っていなければいずれクライアントの信用を失うでしょう。

反対に内向的な性格の人は、最初はクライアントへの印象が悪いか、もしくは印象に残らないかもしれません。ですが、内面が伴っておれば仕事を通じて徐々にクライアントの信頼を勝ち取ることが可能です。

内向型の人はITコンサルタントとして本質的な能力を持っている

筆者が考えるITコンサルタントとして重要な能力は、「思考力と分かり易く説明する力」です。

そして内向的な性格の人はこの能力を保持している可能性が高いのです。これらの能力を仕事において上手く活用できれば、ITコンサルタントとして活躍できます。

以下、具体的に記載します。

心配性で不安症なので深く考えることが出来る

内向的な性格の人は心配性です。些細なことが気になって、あーでもない、こうでもないと考えて、行動に移せないことも多々あります。

これは考えすぎて行動に移せないとか、マイナス面として言われることもありますが、考え方を変えるとプラスにもなります。

それは「あらゆる不確定要素を考慮して深く考えている」ということです。

あくまで私の私見ですが、思考というのは長く考えれば考えるほど良案が生まれてくるものです。その点、心配性で不安症な人は、放っておいても脳が勝手に考えてくれるので便利なものです。(人によっては10分以上考えても意味がないという人もいますが、少なくとも私には適用されません)

考え続けることのコツは、業務時間外のリラックスした時間に考えることと、睡眠を挟んで複数日に跨いで考え続けることです。

業務時間外のリラックスした時間に考えることは、内向的で不安症な方なら放っておいても脳が勝手に考えてくれるでしょう。そのさい気分転換にならないからという理由で、無理やりその事を考えないようにする方法もありますが、考えないようにしても考えてしまうと思うので、いっそのこと割り切って考え続けた方が有効かと思います。

また日付をまたいで睡眠を挟んで考え続けると、前日には思いつかなかった両案が翌日には思いつくものです。その理由は脳は睡眠中に情報整理を行うからです。前日には脳の中でぐちゃぐちゃであった情報が、睡眠を経て翌日には情報整理されており、整理された前提で再度考えてみると良案を思いつくという構図だと考えております。

注意しないといけないのは考えすぎて眠れなくなると本末転倒ということです。考え続けることは重要ですが、睡眠をとることはもっと重要です。

まとめると、内向的で不安症の方は、不安や心配をきっかけとして深く長く考え続けた結果、他の人には思いつかないような良い案を思いつく。

これは内向的な人の最大の強みだと思います。

不安なのでコミュニケーションの準備をしっかりと行う

深い思考で良い案を思いついたら、それを関係者に分かり易く説明して合意を得る必要があります。しかし関係者に合意を取ると一口にいっても、このタスクは思いのほか難しいのです。なぜなら、そもそも関係者ごとに合意を得るべき内容や知りたいと思っている内容が異なること、また関係者ごとに理解レベルが異なることです。

たとえば経営者には経営者への、業務ユーザには業務ユーザへの、システム関係者へはシステム関係者への説明が必要となります。そして、これら関係者の違いを意識せずに通り一辺倒の資料で説明すると必ず失敗します。

その点、内向的な性格の人は合意形成のためのプレゼンなど、対人的なコミュニケーションが必要となる打ち合わせがあれば、数日前から不安になります。

なぜ不安になるかというと、(人によって色々あると思いますが筆者の場合は)怒られたくない、失敗して恥ずかしい思いをしたくない、変な人だと思われているのではないかなど、他人の目線を気にする気持ちが非常に強いからです。これは記憶がある限り子供の時からなので、生まれつきの性格なのだと思います。

不安なので数日前からかなりの時間をかけて準備します。説明用に作ったプレゼン資料を何回も読み直して、相手の立場ならこの表現が伝わるか?これを言われてどう疑問を感じるか?などというのを想定しながら(他人の気持ちを高い精度で想像できるというのも内向的な性格の強みです)、シミュレーションと修正を繰り返します。

また筆者の場合は、本番で想定外の質問されると頭が真っ白になってしまうのは確定なので、あらゆる質問事項を想定してその回答を事前に準備しておきます。

そうやって本番に臨むのですが、それでも緊張します。調子が悪い日は汗は出るし、噛みまくりでスムーズに話せないなど、うまくいくことはほとんどありません。(筆者は100回くらいはプレゼンをやっていると思いますが、上手くできたと思うのは5回もないと思います。)

そんな感じのグダグダの筆者ですが、それでも顧客には満足していただけることがほとんどです。

意外と聞く側は、プレゼンの喋るが下手で噛む回数が多かったり、挙動不審な動きをしていてもあまり気にならないものです。大事なのは相手が理解しやすいように(資料も含めた)話がストーリーになっていること、必要な検討事項が網羅されており論理的な整合性が取れていること、内容が理解できる言葉で書かれていること、です。

そしてこれら大事な事項は準備をしっかりすればカバーできます。

人前で話すことが緊張するのは当たり前の事なのです。テレビでアメトークを見ていると、プロのちょっと売れていない芸人さんとかであれば、汗びっしょりになりながら話している人も居ます。そもそも素人の筆者が上手に話せるわけがないのです。

まとめ

内向的な性格の特徴は、不安を感じやすくかつ人目が極度に気になることかと思います。ですが不安を感じて人の気持ちが想像できるからこそ、それをきっかけとして誰よりも深い思考や分かり易いプレゼンが出来たりするものです。

これらを強みと捉えられればITコンサルとして必ず活躍できます。

ITコンサルタントにご興味のある方に、この記事がお役に立てば幸いです。

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