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フリーランスから正社員へ転職したけど、半年でフリーランスに戻りました

筆者は、現在フリーランスのITコンサルタントとして活動していますが、過去に、フリーランスから正社員に転職し、半年間でフリーランスに戻った経験があります。

この記事では、フリーランスから正社員へ転職した理由、フリーランスから正社員へ転職する際の注意点、再び正社員からフリーランスへ戻った理由を記載します。

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なぜフリーランスから正社員へ戻ったのか?

筆者は、半年ほどフリーランスとして活動した後に、一部上場企業の情報システム部に正社員として転職しました。

年収は400万円ほど下がりましたが、それでも、フリーランスから正社員への転職を決意した理由は以下になります。

①正社員・フリーランスの区別なく、面白そうな案件に参画したい

1つ目は、案件を探す際に、正社員やフリーランスの区別なく、本当に面白そうな案件に参画したいというのが理由です。

フリーランスとして半年ほど活動していた案件が終了し、次の案件を探すタイミングで、正社員とフリーランスの両方で、案件探しを開始しました。

案件の探し方は、正社員は、正社員専門の転職エージェントに紹介していただき、フリーランス案件は、フリーランスエージェントに紹介していただき、両社で並行して探しました。

そんな中、正社員で面白そうな仕事があり、運よく内定を頂けたので、転職をしました。

ですが、今冷静に考えれば当たり前ですが、正社員とフリーランスでは立場が全然違うのです。この立場の違いが、半年間で再びフリーランスへ戻る要因となりました。詳細は後述します。

②孤独に耐えられなかったから

2点目は、フリーランスを初めて約半年で、孤独に耐えられなかったからです。

フリーランスは基本的には一人で仕事をするので、仕事で成果を出しても誰も褒めてくれるわけでもなく、誰かと相談しながら仕事を進められるわけでもなく、承認欲求が満たされませんでした。

収入は正社員のときよりだいぶ増えましたが、収入よりも、誰かと一緒に働きたい、チームで仕事をしたい、という気持ちがだんだんと強くなりました。

筆者はもともと、組織に属するのが苦手です。正社員時代は、会社の飲み会やイベントにはほとんど参加せず、組織からの自由を求めてフリーランスになりました。その筆者が、孤独を感じて正社員に戻りたい気持ちを抱くというのは、自分でも想定外でした。

でもよくよく考えると、組織に反発するにも、反発対象となる組織が必要です。反発する対象すらない、本当の孤独というのは人生で初めての経験でした。

生まれてから約40年以上、常に何かしらの組織に属していた筆者が、いきなり孤立して心穏やかに過ごすというのは、すぐには難しかったようです。

フリーランスから正社員への転職で注意すべきことは?

フリーランスから正社員への転職では苦労しました。5社受けて内定を頂けたのは1社だけです。書類選考は概ね問題なかったのですが、面接で非常に苦労しました。

企業側がフリーランスを採用する際に求めていること、気にすることは次の2点と考えられます。

  • 企業に貢献できる高度なスキルを持っているか?
  • 組織になじむことが出来るか、すぐに離職しないか?

スキルがあるのは大前提で、それだけではダメ

筆者の場合ですと、フリーランス時代に会社に頼らず、個人で活躍したスキルについては評価いただいていたはずです。書類選考は通過していることも考えると、スキル的には問題なかったと推察できます。ですので前者の要件は満たしていますが、それだけでは足りません。

すぐには離職しないという意思表示と、正社員へ戻る合理的な理由が必要

そうなると後者の要件を満たしていなかったと考えられます。それは面接において、企業側を満足させるような回答ができなかったためです。

具体的にNGとなった質問は、「フリーランスから正社員へ戻る動機」です。

この質問について筆者は3つのパターンで回答しました。

  • 正社員やフリーランス関係なく、仕事が面白そうだから
  • 孤独なのでチームで仕事をしたいから
  • フリーランスは正社員でよい転職先を探すための一時しのぎ

1つ目は、筆者の正直な気持ちなのですが、ストレートに伝えるとNGです。当然と言えば当然ですが、企業側からすると、その仕事が終了した、もしくは面白くなかったら、すぐに離職するという印象を与えます。企業側は、企業に忠誠を誓って、長くいてくれる人を求めています。案件ベースで人材が必要な場合は、わざわざ正社員で採用する必要はなく、フリーランスや協力会社から調達できれば十分と考えているようです。

2つ目は、後ろ向きな理由なのでNGです。じゃあなんでフリーランスになったの?と疑問を抱かせることになります。フリーランスになってから気づきましたと答えても、意志が弱い人との印象を与えるだけです。

最終的に3つ目の回答で内定を頂きましたが、これははっきり言って嘘です。しかもこれは、フリーランスの期間が短かったから使えた回答であり、仮にフリーランスの期間が長ければ使えない回答です。

上記のような理由で、フリーランスから正社員へ戻るにはスキルだけではだめで、企業へ忠誠を誓ってすぐには辞めないという意思表示と、正社員へ戻るための論理的な理由が必要ですが、なかなか難しいのが現実です。

結局すぐにフリーランスへ戻った理由

そのあと結局、半年で正社員の仕事を退職して、またフリーランスに戻りました。それは、一度フリーランスを経験したことにより、正社員とフリーランスでは仕事に対するスタンスが大きく違うということを感じたからです。

正社員は会社のためにどんな仕事もやらないといけない

正社員は会社のために必要な事、会社から指示された仕事は全て行わないといけません。基本的には、そこに個人の意思が介入する余地はなく、仕事の拒否権や選択権はありません。

転職前の面接で、入社後のタスクを求職者側と企業側で擦り合わせますが、いざ入社してみるとそこに差異があるというのは往々にしてあります。筆者の場合は、入社前に擦り合わせたタスクに加えて、その他業務も行わないといけないという状況でした。

具体的には、業務改善担当として入ったはずなのに、既存システムの運用保守やユーザ問い合わせ対応も仕事の範囲に含まれていました。入社前の話と違うと伝えても、「仕事だからしょうがない。会社のためにやる必要がある」の一言で片づけられてしまいます。

結局、最後まで折り合いがつかず、半年間での退職となりました。この経験を通じて、二度と正社員には戻りたくないと思いました。

フリーランスは契約が全て。契約外の業務は実施してはいけない

一方、フリーランスは契約が全てです。契約に書かれている業務内容が全てであり、それ以外のタスクは必要はありません。というか契約外の仕事はしてはいけません。

どうしてもと顧客から依頼されれば、追加契約で追加料金という動きになります。

また孤独については時間が解決してくれたようで、気づいたらあまり気にならなくなっていました。

もしフリーランスとして独立されて孤独が苦しいという方は、1年くらいは我慢してみることをお薦めします。

収入面で正社員の方が安定しているというのは本当なのか?

フリーランスから正社員へ転職する理由として、収入面で不安があるという理由が頻繁に挙げられていますが、これって本当なのでしょうか?筆者はそんなことはないと考えており、収入面だけを取ると、フリーランスの方が安定していると考えています。

人にはよるとは思いますが、筆者の場合は正社員に転職して年収が大幅に下がりました。年収にして400万円以上は減りました。

筆者は年収よりは、最低限生活ができる収入を確保したうえで、仕事の面白さを優先したいと考えていますので、それほど抵抗はなかったのですが、収入面だけでいうと大損です。

そもそも正社員は収入面で安定しているという幻想はどこから出てきた話なのでしょうか。確かに毎月給料をくれるというのは、安定しているように見えるかもしれませんが、賞与は業績によって大きく変動します。年間トータルの収入で考えると、決して安定はしていないと思います。

しかも、企業というのは、社員には強い忠誠を求めるのに、会社の業績が下がれば、社員に容赦なく犠牲を要求します。賞与が減額されるくらいならまだマシで、リストラだって普通にあります。今の世の中、退職まで勤められて、かつ多額の退職金を頂ける人なんて、運のいいごく一部の人だけです。

フリーランスは50歳以降仕事がないという意見も聞きますが、それは正社員も一緒です。リストラされたら終わりです。フリーランスで稼げるときに稼いで、スキル面やお金面の投資に回す方が、賢い戦略のように思えます。

これらの事を勘案して、こういった状況が安定しているといえるのか、筆者には甚だ疑問ではあります。

収入面だけで考えると、所属企業の状況に左右される正社員よりも、世の中の多数の企業から仕事を頂けるフリーランスの方が、リスク分散の観点からも、安定しているように思えるのですがいかがでしょうか。

フリーランスから正社員への転職は二重の意味で難しい

今回は、筆者がフリーランスから正社員へ転職した経験談を記載しました。フリーランスから正社員へ転職することは二重の意味で困難です。

それは、そもそもの転職活動が難しいという事に加えて、転職が成功しても組織に居続けることが難しいという意味です。

フリーランスを経験していた人は、ずっと組織に勤めている人には見えない、色々な不条理が見えていしまいます。そこを我慢できるか、もしくは前向きにとらえて組織改革に勤められるかということが正社員として成功できるかの鍵になるかと思います。

最後にご紹介

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